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メリエンダのティータイム

お茶飲みながら気楽・気軽・気ままにつづる日々雑感

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メキシコ20世紀絵画について

友人が申し込んでくれた町田での講座に。
世田谷美術館で開催中のメキシコ20世紀絵画展に向けての解説・関連講座。
講師は神奈川大学教授加藤薫さん。
メキシコといえばいまやフリーダ・カーロとディエゴ・リベラしか知らず、シケイロスの名をl聞けばそうそうという程度。
メキシコの歴史や革命に源流を求め、メキシコ絵画を概観する内容は友人は面白かったといっていたが、私は前半眠くて、結局目が覚めたのは自分が興味を持つカーロや壁画についての解説。

メキシコシティで見た壁画がメッセージ性の強いモノで芸術というよりも運動の一環という印象を受けたが高揚する民族意識や社会性の反映として描かれながら、単なる媒体ではなく作家の自己表現であり、見る人々の本質にも迫るものでもあって、メキシコ独特の絵画を形成している。その手法は国際的な影響力を持って、日本人画家たちにもその影響が認められる。高山辰雄や岡本太朗など。その中でフリーダ・カーロは全く別の切り口でフェミニズムなどの風潮から20世紀後半に脚光を浴び、評価されるようになった。もちろん私もその時期かラ。彼女の名前を知るようになったわけで、彼女の肉体的な極限の苦痛とリベラとの果てしない恋愛の苦悩を見つめた自己表現の手段としての絵画は異彩を放っている。衝撃的なテーマには一瞬たじろぐが強さよりもはかなさや弱さが痛々しくて、無垢で素直な心情が迫ってくる。充分メキシコ的でありながら、カーロ以外の何ものでもない。
フリーダ・カーロの「メダリオンをつけた自画像」
フリーダ・カーロの「メダリオンをつけた自画像



メキシコ20世紀絵画展(パンフレット解説から)

美術によって自分たちを再確認し、その先を目指した国

メキシコの近代化は、長く続いた植民地支配からの独立の後、国際社会のなかで自らのアイデンティティを再確認する過程だったといえるでしょう。メキシコの美術もまた、その社会の変動と密接に結びついていました。メキシコ革命がおこり、民族の歴史と社会状況への意識が高まるなかで発生した壁画運動は、人々に向けて強いメッセージを発信するとともに、独自の絵画表現を創造する行為でもありました。また民族性を踏まえつつ、より普遍的なテーマを描き続けることで、自己の表現を深めていった画家たちも現れていきます。この民族性と国際性の二つの潮流を背景に持ったメキシコの絵画は、同時代の多くの芸術家に刺激を与えました。
今、私たちにとってこれらの作品が魅力的に感じられるのは、メキシコという国が持つ複雑な歴史が、一枚の絵のなかに込められているからかもしれません。そして、その絵を見る多くの人々が、歴史と向きあう画家の精神と自分自身の姿とを照らし合わせることになるでしょう。
本展覧会ではメキシコ国内各地の美術館、個人が所蔵している約70点の作品で、「近代化への道のり」をテーマに、メキシコの近代絵画の展開をご紹介いたします。
また併せて、名古屋市美術館が所蔵するホセ・グァダルーペ・ポサダの作品を展示いたします。

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Author : merienda

創造力と想像力で楽しむ暮らし。現在山に夢中。お花大好き。月1回の男の料理会。東京在住。姑(99歳)を呼び寄せて近くの施設に。母(95歳)も隣の市の老人ホームに入居。老老介護の現実に向き合う日々。

写真はカシニョール「おやつの時間」
メリエンダはスペイン語でおやつ(間食)のこと。

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