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メリエンダのティータイム

お茶飲みながら気楽・気軽・気ままにつづる日々雑感。姑99歳を1昨年、母96歳を昨年続けて見送りました。これからは老夫婦の二人暮らし。


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ゴローこのごろ

老いを受け入れたのか知らないでかゴローは確実に老いを感じさせ、
我々のケアを必要とすることが増えている。
目に見えて足が弱って、いつも腰が落ちたようで足腰をぴんと伸ばして立つということがなくなっている。散歩の時に、よく、4本足を出す順番を間違えないものと感心するほど
ヨタヨタするときもある。
朝4時の散歩にはじまって8時過ぎ夫が出勤前にもう一度。
さらに午前中もう一度、午後2時過ぎ、午後4時あるいは5時。そして夜。最低6回は散歩に連れ出して大小の用を足す。それでもときに庭やベランダで夜は玄関内でやってしまう。
老化して便の回数が増え尿をガマンできなくなってるらしい。
ずっと薬を飲んでいるのでそのにおいが強烈で掃除が大変。
書きづらいがゴローの慢性膵炎の症状のひとつに
糞食があり、気がつかないでいると自分の糞を食べてしまう。
実際その光景を見ると飼い犬ながら受け入れがたい。
それを避けるため散歩の回数が増える。
だけど消化能力がなく、慢性の飢餓状態にあるゴローにとっては
まだ消化仕切れていない栄養分が残る糞は消化に良い食料に過ぎない。
最近では究極のエコだよなんて家族で言える余裕もできたけど。
多分この病気になった犬がここまで長生きをしている例はないと思う。
病気になった時点で死ぬことのほうが多いはずだから。
丸々とした頃は12kgあった体重が8kgまで落ち、それが10kgまで戻した時期もあったけれど
今はまた、8kgを切る状態。
あばら骨が数えられる。しかも目やにをつけてふらふら歩かれると
なんだか虐待しているようで散歩させている我々が妙に負い目を感じる。
ところが彼はそんなことにお構いなく、
ひたすら下を向いて食料らしきものをあさり続ける。
この季節彼が口にするもの。
ミミズ・セミ・草・枯れ葉そして落果したまだ青い柿の実。
kakinomi

おなかを壊さないかなと心配しても既に
おなかは壊れているも同然なのでいまさら言っても仕方ない。
しかもその獲物にありつく様は敏捷で精悍。
まだ視力も・嗅覚もかなり機能しているらしい。
何よりその貪欲な食欲が旺盛な生命力を感じさせる。
もちろん朝夕2回の餌はきちんと与えているので念のため。
それにタガメット・パンクレアチン・ビタミンE剤を欠かさない。
病気も老いも受け入れてそれでも元気なゴローは
姑にとってはよきライバル。
「ゴローちゃん元気?」と必ず電話口で聞く。
ゴローの元気を応援することが
介護を必要とせず一人暮らしを続ける姑を応援することにもなっている。





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My profile

Author : merienda

創造力と想像力で楽しむ暮らし。現在山に夢中。お花大好き。月1回の男の料理会。東京在住。1昨年末99歳の姑を、昨年母(96歳)を自宅で見送りました。金婚式を終えた老夫婦の新しい暮らし始まりました。
写真はカシニョール「おやつの時間」
メリエンダはスペイン語でおやつ(間食)のこと。

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