鳴神山のカッコソウを見に
5月3日

世界でたった一か所ここ鳴神山だけに自生していたカッコソウ

現在は有志の方々に移植して集められ保護されている絶滅危惧種です
いつも次はどこの山に行こうかと考えています。
そんな折、群馬県で人気の山に鳴神山があり、
そこには世界中でこの山にだけ咲くカッコソウという花が咲いていると紹介されていました。
しかもまさに花時は5月上旬とのこと。
すぐさま行きたい山のベストワン。
ただし連休だし、
車で3時間はかかる遠方。
今どき急に宿もとれないしということで
夫が早起きしてくれて車の運転が可能な体調を狙っていました。
連休に駐車場を確保するには5時起きが必至。
だいたい3時か4時にお茶とおにぎりの用意をしはじめます。
夫が4時過ぎに往こかと起きてきました。
やった!!じゃあ桐生に行こうと鳴神山行が決定。
4時過ぎに出発はできたけどガソリン切れで
給油などしていたらすぐ4時半。
圏央道から関越~北関東自動車道の太田薮塚下車。
初めてのICでいつも通り登山口までがあやふや。
しかも新しいナビが使いこなせない。
とりあえず鳴神山を入れて
桐生市を北上。
スマホで見るのとルートが違うけど
ナビ優先で。
全然思っていた駒形登山口じゃないところに。
しかも満杯と思った駐車場には1台しか止まってないんですけど。
一応ここも解説には出ていた駐車場。
渋滞はなかったのでジャスト3時間で。
到着は7時半。
駒形登山道とは反対側の東側からの登山口。
こつなぎ橋登山口。

7時50分出発(トイレなし)
連休で世界にここだけしか咲かない花が見ごろの季節の人気のお山。
行列を予想していたのでなんとなく不安。
誰もいないなんて大丈夫かなと思いつつ。
わりと登ってすぐに滝がありました。

水量も豊富で」美しい滝でした。
沢沿いに何度か橋を右に左にします。
ようやく御神水の水場で休憩中のお一人の方に。

水が甘くておいしいと勧めてくださいました。
ワサビなども植わっていて
豊富な水が途切れることはないそうです。
途中ヒイラギソウやルイヨウボタンの養生地があります。
この山は新花の百名山でもあるそうで
イワタバコが代表花のようです。
山も山道も整備されていて歩くのに危険な個所はありませんが
最近どこの山もそうですが
台風や豪雨の爪痕がかなり残って荒れた箇所がありました。
さほど苦労するところもなくカッコソウの保護地に。
木漏れ日のなか、鮮やかなピンクの小花が点在しています。
色味の少ない植林の杉の根元に
可愛いピンクの花が不思議な雰囲気です。

ボランティアの方が数人いらっしゃいましたが
急斜面なので豪雨や台風が多い昨今
この花の自生を見守り維持し続けるのは大変な作業だと思います。

そのカッコソウの保護地を上がると椚田峠。(9時8分)

そこからやや急斜面になって
鳴神山山頂に向かいます。
双耳峰の仁田山岳、桐生岳です。
途中、教えていただいた岩場にはヒメイワカガミの群落がありました。
白色で神聖な感じがします。

ヒメイワカガミ

また、小さな可愛いすみれもあちこちに

斑入りフモトスミレ
第一展望台からは赤城山が間近に大きく見えました。

裾野を大きく広げ上州のシンボルという威風堂々のお姿でした。

その横にはやはり美しい雪の浅間山。

山襞の新緑と緑のパッチワークがとりわけ美しい季節です。

鳴神山の仁田山岳

双耳峰の東側

鳴神山桐生岳980m9時45分
桐生岳は10数人が腰かけられるベンチがある広さです。
360度のパノラマラマビューです。
日光白根山、皇海山、上州武尊、赤城山、浅間山などぐるりと見えます。
残念ながら富士山は見えませんでしたが、、、。

日光白根山方面

上州武尊方面
ここでの絶景ビューを楽しみながらブランチ。
駒形登山口からはやはりかなりの方が登られていたようで
山頂はかなりの混雑。
10時15分に下山です。
帰りにもまたカッコソウをゆっくり鑑賞します。
カッコソウの保護地に行くと登りで出会った方が
「雷神山を愛する会」の会長さんだと伺ったので改めて
お写真を撮らせていただきお話も伺いました

30数年前からカッコソウを守る活動を続けておられるそうです。
御年89歳とのことですが
矍鑠とされ、いまだにほぼ毎日ここまで登っておられるそうです。
花を守りながら花にも守られていらっしゃるという気がしました。
他のボランティアの方がたもみなさん山とお花が心からお好きで
お花の情報を親切に教えてくださいます。

カッコソウは地下茎を6方向に広げ、そこから発芽して増えていくそうです。
この写真に写っている糸のようなものが地下茎です。
雨で根が地表に出ちゃってます。
最近の異常気象では育ちにくいだろうと数の減少が心配です。

樹木の根元のやや影になるあたりに群生している気がします。

雷神を愛する会の方がたはカッコソウだけでなく
登山道を整備したり
他の山草も保護する活動を続けておられます。
ささやかに協力金を箱に入れると
素敵なカッコソウの鏡とキーホルダーをくださったので
これでは寄付にならないと申し訳なかったです。

下山途中にもいくつか山草の保護の囲いが見られます。

ルイヨウボタン:ぼたんのような花かと思ったら葉がボタンに似ているそうで
花は小さい星形の目立たないけど可愛い花でした。

上りにも気になった可愛い花はヤマブキソウかなと思うのですが
花弁が4枚じゃない??
ヒイラギソウの保護地もあったのですが
残念ながら花は咲いていませんでした。
南斜面の方では見られたみたいです。
12時近くには下山
途中「一生」そば処で昼食。

ナンバープレートを見て
遠来の客とわかったおかみはいつまでも手を振ってくださいました。
早めに高速に乗れたので渋滞もなくスムーズでしたが
八王寺に近づくとかなり混んでいるようでしたのであきる野で下りましたが
市内もかなり混んでいて、途中買い物をしたりしたので自宅には4時過ぎに。
連休中の遠出にしてはスムーズに山旅が楽しめ、眺望抜群の新緑の山と素敵な花と人に出会えた1日でした。
歩数は12735歩でした。

世界でたった一か所ここ鳴神山だけに自生していたカッコソウ

現在は有志の方々に移植して集められ保護されている絶滅危惧種です
いつも次はどこの山に行こうかと考えています。
そんな折、群馬県で人気の山に鳴神山があり、
そこには世界中でこの山にだけ咲くカッコソウという花が咲いていると紹介されていました。
しかもまさに花時は5月上旬とのこと。
すぐさま行きたい山のベストワン。
ただし連休だし、
車で3時間はかかる遠方。
今どき急に宿もとれないしということで
夫が早起きしてくれて車の運転が可能な体調を狙っていました。
連休に駐車場を確保するには5時起きが必至。
だいたい3時か4時にお茶とおにぎりの用意をしはじめます。
夫が4時過ぎに往こかと起きてきました。
やった!!じゃあ桐生に行こうと鳴神山行が決定。
4時過ぎに出発はできたけどガソリン切れで
給油などしていたらすぐ4時半。
圏央道から関越~北関東自動車道の太田薮塚下車。
初めてのICでいつも通り登山口までがあやふや。
しかも新しいナビが使いこなせない。
とりあえず鳴神山を入れて
桐生市を北上。
スマホで見るのとルートが違うけど
ナビ優先で。
全然思っていた駒形登山口じゃないところに。
しかも満杯と思った駐車場には1台しか止まってないんですけど。
一応ここも解説には出ていた駐車場。
渋滞はなかったのでジャスト3時間で。
到着は7時半。
駒形登山道とは反対側の東側からの登山口。
こつなぎ橋登山口。

7時50分出発(トイレなし)
連休で世界にここだけしか咲かない花が見ごろの季節の人気のお山。
行列を予想していたのでなんとなく不安。
誰もいないなんて大丈夫かなと思いつつ。
わりと登ってすぐに滝がありました。

水量も豊富で」美しい滝でした。
沢沿いに何度か橋を右に左にします。
ようやく御神水の水場で休憩中のお一人の方に。

水が甘くておいしいと勧めてくださいました。
ワサビなども植わっていて
豊富な水が途切れることはないそうです。
途中ヒイラギソウやルイヨウボタンの養生地があります。
この山は新花の百名山でもあるそうで
イワタバコが代表花のようです。
山も山道も整備されていて歩くのに危険な個所はありませんが
最近どこの山もそうですが
台風や豪雨の爪痕がかなり残って荒れた箇所がありました。
さほど苦労するところもなくカッコソウの保護地に。
木漏れ日のなか、鮮やかなピンクの小花が点在しています。
色味の少ない植林の杉の根元に
可愛いピンクの花が不思議な雰囲気です。

ボランティアの方が数人いらっしゃいましたが
急斜面なので豪雨や台風が多い昨今
この花の自生を見守り維持し続けるのは大変な作業だと思います。

そのカッコソウの保護地を上がると椚田峠。(9時8分)

そこからやや急斜面になって
鳴神山山頂に向かいます。
双耳峰の仁田山岳、桐生岳です。
途中、教えていただいた岩場にはヒメイワカガミの群落がありました。
白色で神聖な感じがします。

ヒメイワカガミ

また、小さな可愛いすみれもあちこちに

斑入りフモトスミレ
第一展望台からは赤城山が間近に大きく見えました。

裾野を大きく広げ上州のシンボルという威風堂々のお姿でした。

その横にはやはり美しい雪の浅間山。

山襞の新緑と緑のパッチワークがとりわけ美しい季節です。

鳴神山の仁田山岳

双耳峰の東側

鳴神山桐生岳980m9時45分
桐生岳は10数人が腰かけられるベンチがある広さです。
360度のパノラマラマビューです。
日光白根山、皇海山、上州武尊、赤城山、浅間山などぐるりと見えます。
残念ながら富士山は見えませんでしたが、、、。

日光白根山方面

上州武尊方面
ここでの絶景ビューを楽しみながらブランチ。
駒形登山口からはやはりかなりの方が登られていたようで
山頂はかなりの混雑。
10時15分に下山です。
帰りにもまたカッコソウをゆっくり鑑賞します。
カッコソウの保護地に行くと登りで出会った方が
「雷神山を愛する会」の会長さんだと伺ったので改めて
お写真を撮らせていただきお話も伺いました

30数年前からカッコソウを守る活動を続けておられるそうです。
御年89歳とのことですが
矍鑠とされ、いまだにほぼ毎日ここまで登っておられるそうです。
花を守りながら花にも守られていらっしゃるという気がしました。
他のボランティアの方がたもみなさん山とお花が心からお好きで
お花の情報を親切に教えてくださいます。

カッコソウは地下茎を6方向に広げ、そこから発芽して増えていくそうです。
この写真に写っている糸のようなものが地下茎です。
雨で根が地表に出ちゃってます。
最近の異常気象では育ちにくいだろうと数の減少が心配です。

樹木の根元のやや影になるあたりに群生している気がします。

雷神を愛する会の方がたはカッコソウだけでなく
登山道を整備したり
他の山草も保護する活動を続けておられます。
ささやかに協力金を箱に入れると
素敵なカッコソウの鏡とキーホルダーをくださったので
これでは寄付にならないと申し訳なかったです。

下山途中にもいくつか山草の保護の囲いが見られます。

ルイヨウボタン:ぼたんのような花かと思ったら葉がボタンに似ているそうで
花は小さい星形の目立たないけど可愛い花でした。

上りにも気になった可愛い花はヤマブキソウかなと思うのですが
花弁が4枚じゃない??
ヒイラギソウの保護地もあったのですが
残念ながら花は咲いていませんでした。
南斜面の方では見られたみたいです。
12時近くには下山
途中「一生」そば処で昼食。

ナンバープレートを見て
遠来の客とわかったおかみはいつまでも手を振ってくださいました。
早めに高速に乗れたので渋滞もなくスムーズでしたが
八王寺に近づくとかなり混んでいるようでしたのであきる野で下りましたが
市内もかなり混んでいて、途中買い物をしたりしたので自宅には4時過ぎに。
連休中の遠出にしてはスムーズに山旅が楽しめ、眺望抜群の新緑の山と素敵な花と人に出会えた1日でした。
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