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メリエンダのティータイム

お茶飲みながら気楽・気軽・気ままにつづる日々雑感。姑99歳を1昨年、母96歳を昨年続けて見送りました。これからは老夫婦の二人暮らし。


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花好きのルール

2月18日
2.18カランコエ
なんていうことのない花だけど無事冬越しして花を咲かせてくれると嬉しい。

以前は買ってまで育てたいとは思わなかったけど
厚肉が流行ってこの苗も一緒に売られていることが多くなったみたい。
お安いのもあってつい買っていた。

花の好感度も自分の中で随分と変わるもの。
いちばんはルピナス。

イギリスの野生のルピナスの美しさにあこがれてずっと大好きな花だった。
そしてどこで見つけてもその魅力に感激したもの。
北海道で野生で咲くルピナスを見つけたときは感動した。

そして数十年がたち日本でも栽培種として出回るようになった。
何度か私も挑戦したけどいつも枯らしてしまった。
高温多湿には弱かったみたい。

でもイギリスの景観にルビナスの群落はよく似合って
写真で見るといつもため息。

そして娘といったニュージーランドでその光景をこれでもかと見ることに。
高原・草原とルピナスの群落だらけ。

美しさに酔う感激のピークが滞在日数が増えるうちに急にしぼんでしまった。
川沿いの道を行くその川原のそこここにもルピナス。
少々食傷気味で次第にその景色に気分が悪くなるという極端さ。
種が流れ着いたりとんだところでどんどん繁殖している。

これは美しいを超えていて危険。
日本のセイタカアワダチソウと一緒で
多分イギリスから持ち込まれた種が
一気に増えまくった危ない光景に見えてきた。

これ以上増えたらニュージーランドの自然を破壊してしまう。
ニュージーランドでは何か対策を講じているのかしらと気になった。
もともと野生で育つ強い花なので
天敵のいないニュージーランドではどこでも根付いて増えてゆく。

同じようにニュージーランドで増えすぎと思ったのがエニシダ。
そこここの山はほぼエニシダが繁殖して黄色。
機内からの飛行場周辺もあちこちに。

よく考えるとルピナスもエニシダもマメ科。
繁殖力が強い。
日本でも偽アカシアはそこここの雑木林で繁殖している。

最近、日本の高速道で増えているタカサゴユリ
タカサゴユリ
(独) 国立環境研究所 侵入生物データベースより(写真も同サイトより)
写真は特定外来生物の解説の同サイトから

家の庭にだって時々咲いている。

それにナガミヒナゲシ
ナガミヒナゲシ
危険外来種「ナガミヒナゲシ」とは?(駆除方法)(写真は同サイトから)

これももうあちこちに咲きまくっている。
芥子科なので小さな種で爆発的に増える。
他の植物の植生を駆逐してしまう強靭な繁殖力。

川の土手や川原にはオオキンケイギク
オオキンケイギク
特定外来生物の解説写真は同サイトから

これらは間違えて園芸品種として庭に植える人もいるくらい
可愛かったり美しかったりなので始末が悪い。

何回か同じ記事を書いているけど
愛したり好きになっても一緒に暮らしちゃいけない掟ってものが
花にもあるのです。
春が近くなると気になります。
コロナウイルスと同じくらい強い花たちのこと。




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Author : merienda

創造力と想像力で楽しむ暮らし。現在山に夢中。お花大好き。月1回の男の料理会。東京在住。1昨年末99歳の姑を、昨年母(96歳)を自宅で見送りました。金婚式を終えた老夫婦の新しい暮らし始まりました。
写真はカシニョール「おやつの時間」
メリエンダはスペイン語でおやつ(間食)のこと。

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