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メリエンダのティータイム

お茶飲みながら気楽・気軽・気ままにつづる日々雑感。姑99歳を1昨年、母96歳を昨年続けて見送りました。これからは老夫婦の二人暮らし。


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障害者用ズボン

ようやく友人のズボンが仕上がりました。
彼は高校時代のプールでの水泳中の事故が原因で脊椎損傷になり、
下半身麻痺・手も指先は不自由で、生活は車椅子使用です。
それで彼仕様のズボンが必要なんですが
なかなか障害者用の衣服は手に入りません。
障害は百人百様ですからなかなか商売にはなりませんから、
市販されることはないのです。
ネットでオーダーを受け付けておられるサイトは
いくつかあります。
ほかの方はどうされているかはわかりませんが
とりあえず、ご縁があって
いつの頃からか彼のズボンを縫っています。
縫い方は素人でも縫えるとても簡単なものです。
男性のズボンの縫製はとても素人にはできないと思います。
それに比べるとめちゃ素朴なデザインです。
だからこそこの私にもできるわけですが。
でも、それでないと一人で脱ぎ着できないのですから
彼にとってはとても重要です。
彼の自立生活のためのサポーターになっているのでは
おせっかいを続けているわけです。

彼のズボンのポイントは
★ウエストはゴム。(太目を2本通しています)
 ファスナーやホック、ボタンは扱いにくいないしは扱えないからです。
★ウエスト部分の後ろに指通しをつける。
 後ろを引き上げるときにこの輪を使うことで引き上げやすくなります。
★前は短めに。後ろはうんと長めに。
 車椅子などずっと座っている状態ですので、短いとすぐお尻までずれちゃいます。
★生地は洗濯の利く、しわにならないものがベスト。
 でも私はウール100%生地もよく使います。コールテンやデニムなど綿素材も。手入れが大変ですがおしゃれもして欲しいからです。私は化繊より天然ものという貧しき時代の先入観がいまだに尾を引いていて、ウールの方が上等と思ってしまうのです。今はポリエステル素材や新素材の方が優れているとは思いますが。実際縫いやすさでは自然素材の方が随分扱いやすいです。
写真は綿素材です。
私はミシンを踏むのも生地を選ぶのも好きなので
この仕事は苦になりませんが
最近ロックミシンの調子が悪く、
テンセルの生地のものを折りふせ縫いにしたら
ずれてうまくいかなくて往生しました。
思い切って友人にロックミシンを借りてきたら
うれしいほど上手く処理ができました。
素人は筆を大いに選ぶです。
pants

pants

写真にアップするとえらいあらが目立ち、下手やなあと
落ち込みますが車椅子利用の方の参考にしていただければと思います。
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My profile

Author : merienda

創造力と想像力で楽しむ暮らし。現在山に夢中。お花大好き。月1回の男の料理会。東京在住。1昨年末99歳の姑を、昨年母(96歳)を自宅で見送りました。金婚式を終えた老夫婦の新しい暮らし始まりました。
写真はカシニョール「おやつの時間」
メリエンダはスペイン語でおやつ(間食)のこと。

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