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メリエンダのティータイム

お茶飲みながら気楽・気軽・気ままにつづる日々雑感。姑99歳を1昨年、母96歳を昨年続けて見送りました。これからは老夫婦の二人暮らし。


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多摩大学リレー講座 寺島学長

7月13日
アナベル
咲いていたアナベルを全部カット。アジサイの季節もいよいよ終わり。
グリーンに変色したのでそのままドライで。
左上はクリスマスローズのドライ。

収穫7.14
収穫は初めてのキュウリ・しし唐・インゲン・ミニ&中玉トマト・ブラックベリー

午後は多摩大学リレー春講座の最終日。
講師は学長の寺島先生。
テーマは「日本の進路への視界~どこへ向かうべきか」
また資料の冊子をくださった。
情報の宝庫なのにさして利用もしてないのがもったいない。

その資料と別に「岩波の『世界』」に連載中の能力のレッスンの特別編も。
シルバーデモクラシー再考が興味深い。
今年1月「シルバーデモクラシー」を上梓されたばかり。


私は先日「シルバー民主主義 - 高齢者優遇をどう克服するか (中公新書) 」を読んで
著者の八代尚宏さんの講演を聞いてもいる。


本自体は高齢化が抱える問題のあぶり出した八代さんのほうが具体的で
問題の困難さと緊急性が具体的だったと思う。

今回の資料でも寺島さんは文章もうまいし、斬新な切り口の表現で
指摘のポイントにも納得するけれど
答えが出てこないもどかしさ。

先週の行動論者の溝畑さんがおっしゃっていたけど
所詮評論家に終わってしまう?

それで改めて再考ということか?
①シルバーデモクラシーは老人の問題ではなく若者の課題。
彼らが生きていく時代が抱える課題は重く
大人社会の危うさにかっらは気づいている。
未来が「希望」であるよりも「苦闘」である時代の空気を
若者は感じ取っているのだ。
90年生きることを前提とした知的武装が必要
②国家による強制も抑圧も体験したことのない70歳代前後の団塊の世代と
国家に裏切られ「国家主義に懐疑的なそれ以上の世代との時代い認識のギャップ。
③15歳から65歳までを生産年齢人口という概念の形骸化。
④都市郊外型高齢化問題が深刻。高齢者が参画できるプラットホームづくり。
投票権が高齢者に偏ることのひずみ。
・若者の選択が反映されない英国のEU離脱やトランプ大統領の誕生。
・高齢者のアベノミクス支持。株高で恩恵を受ける株保有者は高齢者である。
 株高を支えるために約53兆円もの公的資金が投入されている。
 高齢者はこの官製相場と自堕落で不公平な経済構造に疑念を抱くべき。
 戦後民主主義を生きた世代が国家主義的日本への回帰を志向する傾向を阻止すべき。
「安保法制」・「共謀罪法」に至る流れは国家権力によるとうごうをめざしており、「国民の自由な意思表示、行動を信じない」という思考。
第二次世界大戦で日独伊三国軍事同盟を結び「ユダヤ人600万人を虐殺したナチスと結託した反民主主義陣営に与した日本であるが日本人の意識にはドイツに加担はしても「ファシストナチ陣営」に加担した認識が希薄なように
安部外交が権威主義的な指導者プーチンやトランプに接近していることはいずれ歴史の間違った側に立つことになる政治リスクが高い。

「力の論理」でごり押しする安部首相への不信感が高まっているこの時に「国民を信じる」という原点を見直すべき。

指摘にはことごとく納得する。
「日本の進路への視界~どこへ向かうべきか」
シルバー民主主義をいかに本物の民主主義にするかはシルバー世代の自覚にかかっているんだよねえ。






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Author : merienda

創造力と想像力で楽しむ暮らし。現在山に夢中。お花大好き。月1回の男の料理会。東京在住。1昨年末99歳の姑を、昨年母(96歳)を自宅で見送りました。金婚式を終えた老夫婦の新しい暮らし始まりました。
写真はカシニョール「おやつの時間」
メリエンダはスペイン語でおやつ(間食)のこと。

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