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メリエンダのティータイム

お茶飲みながら気楽・気軽・気ままにつづる日々雑感。姑99歳を1昨年、母96歳を昨年続けて見送りました。これからは老夫婦の二人暮らし。


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斜里岳に

9月18日
朝5時YHを出発。
小雨。
一路斜里岳登山口清岳荘に。
広大な自然の真っ只中を直進して
90度曲がって、またひたすら直進して約50㎞。
コンビニの1軒もなく6時過ぎに清岳荘に。
降っては無いけど今にも降りそうな空模様。

トイレを済ませ上下ウインドブレーカーで固め、スパッツも。
管理人の方も1日この状態か雨かもと。
とにかく天候は下り坂だからと念を押される。

泣く子と天気には勝てんと思いつつ
その日その時その場所。
受け入れるしかない。
最近は多少の雨なら登るを選択するようになっているのが
我々の大きな変化。
まあ、今回は北海道まで来たわけだし。

コンビニがなかったので食料が乏しいのも気がかり。

入山届けを書いて出発は6時50分。
斜里岳

しばらく行くとまず最初の渡渉。
斜里岳2

いい具合に石があってひょいひょいと渡れる。

数えてなんかいられないくらい何度と渡って渡りかえして1時間。
下二股の分岐に到着。7時50分。
斜里岳4

帰りの渡渉と沢沿い歩きは滑って危ないので
往きに沢沿い、帰りは山道になる熊見峠を経由する新道コースがオススメとのこと。

素直に旧道沢コースに。
ここで沢沿いのコースは終わったかと思っていた夫は
これから本格的になるんじゃいうと
かなり気落ちしてさすが百名山とため息。

斜里岳5

その沢もだんだん高低差が出てきて
滝もあちこちに。
斜里岳6

名前がついているのやいないのや
斜里岳7

同じ時間帯に遠軽高校登山部の学生と。
男子高校生の一団は早くて何度(?)も追い抜かれた。
途中休憩や先生の説明が入ってその間に追い抜くと
またすぐ追い抜かれて、、、(^_^;)
斜里岳8

行儀が良くていちいち挨拶してくれるので恐縮。
そうしてまた、約1時間20分のところ2時間弱!!かかって9時45分に上二股に。

斜里岳9

上二股から沢を離れ、石ころと岩のガレ場の登りに。
しかも9合目からは胸突き8丁。
ようやく1430mの見晴らしの利く馬の背に着くころ
朝同じころに出発したはずの
若いグループが下りてきて
羅臼も見えてますよとのこと。

そういえば雨もよいの天気が何時しかすっかり青空に。
でもガスも始終動いているのでお天気が持ってくれるかと
山頂までの時間が気がかり。

一般のコースタイムが全然当てにならない高齢者鈍足ペース。

足元に水のあるコースは
我々はどうしても慎重になるので時間がかかってしまう。
緊張しているのでさほど疲れないけれど、、、。
夫は一度足を滑らせて2回転ほどして沢に落ちた。
といってもちょうど足ポチャぐらいのところだったのに
本人は滑落したと大げさな形容。

うれしいことに馬の背からは
本当に羅臼岳が雲の上に浮かぶ幻想的な風景。10時28分。

斜里岳10

ここで初めて斜里岳の山頂を確認。
げっ~!もう学生たちは頂上にいる。
斜里岳11

そして我々は山頂には10時50分。休憩も入れて4時間でした。1547m。
最も女子高生たちは我々を追い抜くこともなく後から到着でした。
斜里岳13
もちろん山頂からも羅臼岳1661mと遠音岳(おんねだけ)1330mが。
南斜里岳など南側はきれいに見えましたが、
残念ながらオホーツク海方面は雲海が広がるばかりで何も見えませんでした。
まあ、朝の天気からすれば十分恵まれたと思いましたが、。

斜里岳12

山頂から二男に山頂コール。
スムーズにつながってすごいとか喜んでいたら
早速校正のいつもの仕事を仰せつかって
30分のはずの休憩が60分に。
その間にぎわっていた山頂はいつの間にか我々だけに。

11時45分慌てて下山。
上二股まで戻り、そこから熊見峠コースに。
ガスの合間から視界が広がって
登りでは見れなかった斜里岳が。
しかも紅葉が始まって美しい山肌。
ところどころ厳しい岩肌も見えて
斜里岳から南斜里岳までの稜線がくっきり。
オホーツク富士と呼ばれる美しい山容をじっくり見ることができました。

斜里岳14

熊見峠は這い松の中で眺望もなく熊も見ませんでした(~_~;)1230m13時6分。
山頂から1時間20分です。
斜里岳15

ここから下二股までが遠かったです。
途中岩壁に大文字草がびっしり咲いていてきれいでした。
斜里岳16
全体には夏の花のシーズンが終わっていて
花数は少なかったです。
また、紅葉には少し早い気も。
でも、清流を何回も渡り、滝を何本も見ながら行くコースは楽しかったです。

斜里岳7


雨に降られることもなく、
清岳荘下山は14時58分。
正味3時間かかりました。

今夜の宿はサロマ湖ユースホステル。
92.5km、約2時間の距離です。

以前二男と3人でドライブした
オホーツク海沿いを涛沸湖やそのまえの原生花園
さらに網走から網走湖沿い
そして能取湖をほぼ1周して
ようやくサロマ湖に。
美しい湖めぐりのドライブでした。

今も悔やまれるのは途中能取湖の
サンゴ草の群落を車を止めて見なかったこと。
まさにサンゴ草が紅葉しているシーズンにもかかわらず
山の疲れと
先を急ぐ気持ちで素通りしてしまいました。

ユースホステルではその分早めについてゆっくりできましたが
10分か20分の気持ちのゆとりが
持てないというか
以前ならその景色だけが目的だったのに
今は山を目的にして
途中の風景や花までも二の次になる
自分自身の変化に大いに驚きました。

お世話になったサロマ湖のユースホステル。
外観も内装も古さは否定できませんが
ユースホステル全盛時代の
とても重厚な設計で、ペアレントも
とても親切な方でした。
お食事は夜が1380円
朝は520円
2食付で5000円。

サロマ湖3
サロマ湖ユースホステルの外観

サロマ湖7
食堂

サロマ湖6
ホタテ尽くしの夕食


















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My profile

Author : merienda

創造力と想像力で楽しむ暮らし。現在山に夢中。お花大好き。月1回の男の料理会。東京在住。1昨年末99歳の姑を、昨年母(96歳)を自宅で見送りました。金婚式を終えた老夫婦の新しい暮らし始まりました。
写真はカシニョール「おやつの時間」
メリエンダはスペイン語でおやつ(間食)のこと。

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