紅葉の焼岳に(中の湯から)

針葉樹林帯を抜けるころ焼岳が一気に見えてきます!!
うれしい瞬間です。
先日日帰りできる山として焼岳を教えていただいた。
上高地までの往復を考えると
眠気に弱いわが夫婦にとってかなり心配な距離ではあったが
我々より年輩の方が
お一人で行ってこられたので何とかなるのではということでゴー。
午前2時半、東京は止むとしても晴れるとは思えない雨のなか
信州は晴れることにして出発。
諏訪あたりでもまだ小雨。
大丈夫かなと思いつつ。
不思議なことに松本あたりは雨の形跡もなく
まだ闇夜だけれど
上高地あたりは雲もなさそうな雰囲気。
ところが入力していた名前の「中の湯温泉旅館」の位置を以前の場所にナビしていて
ナビを更新してないので、、、???
上高地手前で乗鞍方面に。
様子が違うと思ったけれど
夫の主張でそのまま走り、結局おかしいということで上高地方面に。
この界隈は全く恐ろしいほどにトンネルに次ぐトンネルでつながっていて
一般車両進入禁止にはなっているもののすでにすざまじい破壊の後って気も。
とにかくその一般車両のための駐車場が開けた沢渡を抜けたところに
中の湯方面のルートはありました。
ようやく正規のルートにたどって遅ればせに駐車場に。
何とか路肩に車を止めることができ、
結局1時間のロスで登山口出発は7時。
空は望んだ以上の晴天。

中の湯の登山口。カラマツなどの針葉樹の林です。(7時5分)

約1時間半で一気に展望が開け、目指す焼岳が。(8時29分)

そのすぐ先がリンドウ平で一挙に展望とこれから登るべきルートがくっきり。
双耳峰とコル。その向こうに山頂の北峰。
紅葉真っ盛りで美しい。(8時30分)あまりに美しい光景に15分も休憩してしまいました。

ようやくコルまで上り詰めると別世界のような景観が、、。(9時59分)
地獄のような火山の噴火口と美しい色の火口湖、そして硫黄臭の水蒸気を上げる噴気孔。

最高峰の南峰(2,455.4m)は現在登攀禁止です。それでも登っている人はいましたが、、。
もちろん我々は北峰に。
でもあまりに混んでいるので別峰に登って(あまり意味なかったけれど)から時間差で山頂に。(10時25分)

紅葉のベストシーズンの日曜日の好天。
そして日帰り可能な上高地のとても登りやすい百名山と来れば混むのは当たり前。

来年の年賀状用(?)のツーショット。
贅沢にも前穂・奥穂・西穂の山脈がバックです。
もちろん槍、笠が岳、乗鞍、それにどれとは分からないけれど御岳や木曽駒方面、下には梓川に大正池、帝国ホテル。
反対側には穂高温泉郷の街並みなど360度の視界を満喫。
下り時を忘れそうでしたがようやく腰を上げたのは50分後の11時15分。

下山方向の紅葉の景色の美しいこと。赤(ナナカマド)・黄色(白樺)に熊笹の緑のコントラスト。
そしてもとの下山口には13時30分。
途中又リンドウ峠(下堀沢出合)で15分の休憩をしたにしても2時間かかりました。
登りは3時間15分くらい。
登山コース :中の湯→下堀沢出合→焼岳
参考タイム :上り:3時間40分・下り:2時間30分
と百名山のデーターには出ていますが
登り2時間半下り1時間半と紹介されている本もあって
我々のペースがおそいのは確か。
まあ無理のきかない年齢ですので、、、(^_^;)
朝道を間違えた分予定が全体にずれて
松本から高速に乗ったのが3時。
途中富士が美しく見える須玉あたりではまだまだすいすいでしたが

やっぱり富士山は日本一だねと思う景観
その間にも小仏峠の渋滞情報はどんどん伸びて
我々が通過するころには19㎞通過時間100分に。
私も横で居眠りするわけにもいかず
もう、車で来るのは懲り懲り、
日曜日に来るのはやめよういうボヤキを聞きながら
最後は渋滞のど壺でつらい時間となりました。
でも高速代が日曜割引で半額表示されると
多少夫は機嫌を直した風でした(^_^;)
6時過ぎには帰着。
やっぱりさすが百名山の美しい紅葉の焼岳にカンパーイ
