fc2ブログ

メリエンダのティータイム

お茶飲みながら気楽・気軽・気ままにつづる日々雑感。姑99歳を1昨年、母96歳を昨年続けて見送りました。これからは老夫婦の二人暮らし。


0

多摩大学リレー講座多摩大学経営情報学部広瀬 一郎教授

「スポーツマンシップ教育 ―人災に対応する『人材育成』―」

スポーツマンシップ論なんて改めて考えたことがなかったし
それがすなわちリーダーシップ論とは。

スポーツマンシップを考えるスポーツマンシップを考える
(2005/04)
広瀬 一郎

商品詳細を見る

なかなか興味深い内容だった。
人材育成にスポーツというのは日本では
以前は根性論につながって猛訓練・猛特訓・しごきなどのイメージ。
ましてや社会全般の人材育成とは切り離されたものと思っていたが
スポーツマンシップ論は、良き社会人に導くことを目的としていて、
そのためには、「良き社会人」として生きることの意味と意義を理解させることが重要であり、スポーツという身近な存在から言わば哲学的な問いに向かわせることが可能なのである。これが世界でスポーツが認められる教育的価値だと言えよう。(哲学の祖であるアリストテレスによれば、その師であるソクラテスは、「ただ生きるのではなく、いかに善く生きるかが大切である」と述べたそうだ。これが哲学の原点である。また、アリストテレス自身は「政治学」の中で、「(人は)生きるために生まれたが、本質的に善く生きるために存在する」と言っており、これは西欧の政治学における原点とみなされているのである。、、、スポーツ総合研究所ブログより
本当に深遠な内容とそのまじめさに結構感動した。
彼が本気で彼の考えをCDにして日本全国の小学生に配ったという話は
3000万円の投資で1%の効果もなかったらしいが
聞いて愉快な話ではあったが笑い事ではなく、もっと効果的な方法で
子供たちに身に着けさせるべきことだと思えた。
いただいた資料のどこを読んでも考えたことがなかったので
理解度が浅いけれど確かにと感じさせられることばかり。
毎日人材の貧困さを見せつけられる日本に大きなヒントがありそう。

スポーツマンシップ立国論 ~今求められる人材育成戦略~スポーツマンシップ立国論 ~今求められる人材育成戦略~
(2010/04/20)
広瀬 一郎

商品詳細を見る

人災に対する人災育成などというタイトルも
3・11に震災後に人災という面が大きく取り上げられたが
その後の対処に人災への配慮が欠落している。
人災への対処は人的資源の開発すなわち人材教育という指摘は鋭い。
スポーツによってはぐくまれたスポーツマンシップ
体力・判断力・実行力・勇敢さ・誠実さ・忠誠心を持つ
リーダーの欠如をいやというほど見せつけられ、思い知らされた。
今大学がそういう人材を輩出する場になるべきだと
熱く語る先生が現場にいるなんて多摩大学の学生は幸せだと思う。




関連記事

コメント

非公開コメント
My profile

Author : merienda

創造力と想像力で楽しむ暮らし。現在山に夢中。お花大好き。月1回の男の料理会。東京在住。1昨年末99歳の姑を、昨年母(96歳)を自宅で見送りました。金婚式を終えた老夫婦の新しい暮らし始まりました。
写真はカシニョール「おやつの時間」
メリエンダはスペイン語でおやつ(間食)のこと。

カレンダー

05 | 2023/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

フリーエリア


にほんブログ村 にほんブログ村へ

ご訪問ありがとうございます。更新の励みのためランキングに参加中。 ワンクリックにて応援お願いいたします。

FC2カウンター

月別アーカイブ