気仙沼大島から


睡蓮:今年は随分成長して大きな火鉢を覆い尽くしてしまいそう。ヒメダカが見えなくなってしまいそう。
やっぱり梅雨。
確かにこの季節らしい雨が降り続き
鬱陶しいけれど、日本のこの地で自然の気候の移り行きと思えば
これが一番いいんだよなあと思える。
午前中6月初めてのヨーガ。
そのあと明日の料理会の買い物。
ついでに
気仙沼大島の子供たちの書初め展に。
気仙沼市からフェリーで30分の島、大島は震災で壊滅的な被害を受けた。
東日本大震災での津波で太平洋側から呑み込まれ、さらに引き波で、本土側からも呑み込まれるという、瞬時に二度もの津波被害を受け、しかも気仙沼市本土の石油コンビナートからの飛び火による火災の被害も受け、消防車も無く島民の皆さんはバケツリレーで消火したが、その火は、4日間消えなかったそうだ。
それから1年たって書かれた書。
書初めと言っても子供たちや大島の再生の記念日である
4月1日に書かれたもの。
明るくて、おおらかで、元気で、力にあふている。
でも決して震災は過去ではなくて復興はまだまだこれから。
島民は残された美しい風景と無残な瓦礫の中で復興を手探りしながら頑張っておられる。
かつて大島は「緑の真珠」と詠われた美しい島で、海水浴百選では全国で2位に選ばれたそう。
そんなこんなの思いが書にあふれていて
遠くにいて過去形になりそうな記憶に強烈なピンタ。


