多摩大学リレー講座 第4回


ツツジとアヤメ:5月らしい暑苦しくはない鮮やかさ
第4回は多摩大学教授金美徳先生の『激動する朝鮮半島と日本』
朝鮮半島に詳しい先生の講義はいつもストレートで面白い。
僕は北朝鮮が嫌いですが皆さんは好きなんですか?
北朝鮮の経済力は島根県や鳥取県並みの規模でしかもマイナス成長。
それなのに恐ろしいですか?
ところがメディアへの登場比率は中国の4倍、韓国の2倍だとか。
へ~えそうなのかと思う。
確かに金正日の死去やキムジョンウンの就任については何度詳細なニュースが流れたことだろう。
日本人は北朝鮮の何にそんなに関心があるのだろう。
何となく得体が知れなくて恐ろしいと感じる。
長距離安藤ミサイルの情報に至ってはあんなに大騒ぎしておきながら
肝心の情報は後手後手。
やっぱりどこかおかしい。
米国も中国もロシアも北朝鮮を脅威とは認識しておらず、
自国の利害に合わせて積極的に付き合っている。
日本は拉致問題があるのでその距離感は複雑にならざるを得ないにしても
もう少し簡潔で的確で毅然とした情報と姿勢が欲しい。
北朝鮮の崩壊も韓国との南北統一も早急には考えられない。
そこで日本としての北朝鮮観をいかに確立するか。
感情的ではない戦略的なとらえ方が必要。
朝鮮半島の平和は日本の平和を担保にするのは揺るがないところなので
朝鮮半島の平和のために積極的に関与し、南北統一にいかに貢献するかを考えるべきとのこと。
わからないなりにも日本のテレビや新聞を読んでいるよりよ~くわかった。
- 関連記事
-
- 多摩大学リレー講座第7回寺島実郎学長 (2012/06/07)
- 多摩大学リレー講座中村桂子先生 (2012/05/24)
- 多摩大学リレー講座 第4回 (2012/05/17)
- 平家物語 (2012/05/12)
- 多摩大学リレー講座 酒井啓子先生 (2012/05/10)