長谷川等伯展とマネー・ボール

出光美術館で開催中の長谷川等伯と狩野派展に。
先週行く予定だったのを雨で1週間延ばした。
現在日経に等伯が連載中で昨年没後400周年。
まさに渦中の人って感じだけどわりとすいていてゆっくり見れた。
思っていたより、狩野派の作品や長谷川派の作品が多く
等伯そのものの作品が少なかったのが少し物足りなかった。
日経の小説でも強大な狩野派と新興勢力の長谷川派の対立はおおきなテーマでちょうど今が佳境。
安土桃山の強大な権力を誇示するための
建築物の工芸品の御用絵師として競合していた両派の対立を
作風で解説されていたのが興味深かった。
そのあと同じく丸の内の映画館に。
「一命」も同時上映だったけど
なんとも重そうなので娯楽大作のハリウッド作品『マネーボール』を。

40代も後半になったブラッドピッドがいい味わい。
ひところのロバートレッドフォードのよう。
実在の人物のノンフィクションで
私は単純に面白かった。
特に旧泰然と選手を選ぶスカウトたちと
データーで選手を評価するGMとその参謀の対立。
何に基準を置くかは考えるべきことだと確かに気づかされる。
有楽町界隈がすっかり変わっていてびっくり。
完全に田舎者。おのぼりさんだった。