リンゴ考

りんご五種:おみやげのサンふじと秋映えと信濃ゴールドに紅玉と富士。
味の違いを楽しめるでしょうか??
信州に行った友人からのお土産にリンゴをいただきました。
サンふじと秋映えと信濃ゴールドを食べ比べてくださいとのこと。
そういえば紅玉と富士が我が家にもあったので
なんとりんごの種類が5種類もそろった。
食べ比べるほどに味覚が複雑微妙なリンゴがはたして必要なのかなと疑問に思った。
ヨーロッパのスーパーや市場の売り場では
素朴な小粒の昔ながらのリンゴが山積みになっている。
あれって日本のように選ったりしたらダメで
上の端から順番に取らないと店員さんに叱られる。
より癖がついていてつい、横のものも手に取って比べていたら
フランス語でも叱られたとすぐにわかった(-"-)
そんな話では無くて
わたしごときがこんなことかいていいかどうかわからないし、
TPPがっどうなるかなんてこともよくわからないけど
日本の農業が本当の力をつけるのは
こんなにリンゴの種類をいくつも作って
微妙な味や形や色の違いを競って時間と手間と経費をかけ手塩にかけて育てる農業で
本当にいいのかって思ってしまう。
日本のスーパーや果物やでは芸術品のように一個一個横並びで
しかも何種類もあるので売り場に置かれる品種だけでもすごい面積。
当然おかれない品種もあり、欲しい品種が買えなかったりもする。
生産農家、運搬や包装の流通のすごい無駄。
ビニールのフレームや温室が並ぶ農村風景。
本来持っていた固有の味が思い出せないほどの果物。
多様に甘く酸っぱく硬かったものが
みんなソフトに甘ったるくなるのっておかしい。
栄養もビタミンや微量に含まれていたミネラルが減って糖分ばかりが増えている。
生産農家・流通・販売でのおびただしい無駄とロス。
それはもちろん価格にも跳ね返り、
そして購入者だってどれがおいしいかと全部買うわけにもいかない、
第一、こんなに多種類のリンゴの味見比べをしたいと望んだんだっけ???
食の本来の姿に戻らないとTPP以前に日本の農家に未来はない気がするけど。
特殊で付加価値の高い高級品は
それをお望みの高価でも買われる方のためだけに生産して
輸出もしてほしい。
もっとほっといても育つような
普通ランクの手間もかけずに済む栄養のある強健な収量の多い品種を
農薬を少なくお日様はたっぷりで栽培してほしい。
農家の方が楽で消費者も安心安価の農産物を日本の農業に期待する。
これはリンゴだけの話ではなく、お米もイチゴも梨もみかんも野菜もみんな、、、なんですけど。
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