旅立ちは一人で手ぶら

マツバボタン:子供のころ夏の庭にはどのお宅にも咲いていたお馴染みの花。
夏の花が増えて最近はあまり見なくなって懐かしい気がする。
小さい頃は「爪切り草」と呼んでいて、
爪でちぎって植えておくとすぐに根付いてまた花を咲かせる。
その強さが不思議で楽しかった。
部屋の中の温度も32度近くになって逃げ場がない。
30年位に一度現れる現象が異常気象というそうで
去年も暑かったのだからこれが普通と考えるしかない。
これまた子供のころのことになるが
夏休みの絵日記にお天気と温度を書いていて
30度以上になると真夏・暑いと感じていた気がするけれど
そのころからしても完全に2.3度は上がってしまった感じ。
パラグァイの友人を言訪ねたとき、町中の温度計が40度をさしていて仰天したけれど
今や東京でも街中の体感温度は40度くらいありそう。
ひたすら家に引きこもっていたいけど明日はお料理会なので買い物の必要に迫られて
ヨーカドー・三和・都民生協・コモディに。
暑さのせいか夏野菜が意外と高かったり、入荷していなかったりする。
明日までフレッシュに保存できるかどうかも心配。
全く知恵比べ・根競べの夏になってきた。
夜夫が仕事関係の方でよく存じ上げている方の
私も何度かお会いしたこともある奥様が亡くなられたとのこと。
すい臓がん。
前回はお会いした時はコーラスに夢中で燃えていらした。
5月にわかって3か月。
先日歌手の日吉ミミさんもすい臓がんで亡くなられた。
友人のご主人もすい臓がん先日亡くなられたばかり。
病名が分かったときは手遅れという病気はせつない。
自分たちもいずれと思っていても訃報はやはりさびしい。
最近の夫は座右の銘に
死ぬときは手ぶらでひとりというのを付け加えたそうだが
先日は
だからあれこれ執着しないでやりたいことをやると前向きに語っていたのが、
今日は
だから寂しいよねと落ち込んでいる。
とにかく明日よりも今日という1日を大切にするしかない。