尾瀬に

尾瀬沼アザミ
昨夜22時30分新宿発の深夜バスで尾瀬に。
多分2度目。
20代の時に水芭蕉が見たくて来たきりだと思う。
お料理会のメンバーさん5人と。
ひたすら遊歩道を歩いて3万2000歩。
最近の最長記録のような気がする。
戸倉の尾瀬高原ホテルで小休憩して
5時にオープンの開門を待ちバスで鳩待峠まで。
5時20分鳩待峠出発。
山の鼻までは視界のない林道を約1時間。
ここで朝食。
約30分後に出発。



燧岳に向かって

東電小屋からの至仏山

ニッコウキスゲの群落

6月には楚楚とした風情を見せる水芭蕉も1か月過ぎるとぎょっとするほどたくましい大株に。

10時40分。元のコースに折り返してここから山の鼻までは約40分。
池塘を散りばめた湿原の広々とした空間と燧岳・至仏山を前後ときに左右に見ながらの遊歩道。
高低差がほとんどないので疲れ知らずに豊かな水生の植物と高原の夏の花々を楽しみながら
尾瀬の魅力を満喫。
東京電力のおかげでよく整備された遊歩道。
よそ見をしなければいたって快適。
でもよそ見しないわけにはいかない風景と花たち。
私は2度も足を踏み外しそうになり、タイミングのよいフォローで何とか無事。
沼地や流れの上で踏み外したら悲劇。
転びもしたけどなんとか怪我もなく全員無事。
天候も日焼けの心配さえなければねと思う好天。
何せ日陰がないのがつらいところ。
湿原14キロをほぼ4時間で歩いて山の鼻に帰着。
水芭蕉はもちろんだけれどニッコウキスゲもやや盛りをすぎていた。
キンコウカが盛り。池磴ではひつじの刻(午後2時ごろ)に花を開くという
ひつじ草が尾瀬湿原に夏の風情を添えていた。



左からミズチドリ・キンコウカ・ナガバノモウセンゴケ


ヒツジグサ



左からトモエソウ・クロバナロウゲ・ギンリョウソウ

シモツケソウ

オタカラコウ・コオニユリ・オゼヌマアザミ
ここ(山の鼻)で待望の昼食タイム。
恒例のアルコール解禁の宴会まがい。
私は久米島土産の久米仙の持ち込み。
でも16キロの行程は別の方のリュックに。
飲む方の背で揺られていたわけで、、、。
12時半に打ち上げて鳩待峠に向けて出発。
このころは天気予報通りにわか雨が。
傘をさすもささぬも、レインコートを着るも着ないも
お好きなようにという程度の雨。
私は傘もささず、レインコートも着ず、それでもさほど濡れはしなかった。
バスで鳩待峠から10分程の尾瀬高原ホテルに。
ここで大浴場に入って汗を流し、着替えられるのはうれしい。
人数も多いし、時間も限られているのでゆっくりというわけにはいかないけれど
さっぱりの気持ちよさは格別で、疲れも解消。
鳩待峠からの帰路は渋滞もなく順調に新宿まで。
眠れない方は別として、バスでも(どこでも・いつでも)眠れる私には
効率よく最大限尾瀬を楽しむことができ、
充実したバスツアーだった。