唐津経由佐賀
レンタカーを借りて8時半ごろスタート。
ナビに慣れていなくてしょっぱなから道を間違え右往左往。
単身赴任経験者も当てにはならない。
お天気もさえないし、寒いので意気も上がらない。
ようやく海が見えてきても
どんよりした空を映す暗い海で
感動もしなけりゃ、喜びもしないで居眠りしている相方に
夫はがっかりした様子。
景勝地虹ノ松原を越えて唐津城に。
地方のお城って言うのはそのまま歴史の変遷を物語り、
すべて破壊され、美しい城郭が幻と化してしまったのはなんとも痛ましくてつらい。
それなりに再建されたりはしているけれど、、。

歴史がトンと苦手なので具体的な名前や背景抜きで建物を建てた人々
破壊した人々、そしてまた再建した人々を思う。
桜の咲くころならお城自体も城郭からの眺めもきっと素敵だろうと
想像できるけど、今は寒くて殺風景。
お城のスタッフの方に近くの観光ポイントとして旧高取邸と食事どころを教えてもらう。
これがすばらしかった。
財をなした人ってこんなに贅を尽くせるものかという凝りよう。
それが高い知性と教養と見識によって
華美ではなく和洋を折衷している。
自宅に能舞台を作ってしまうなんて考えられない。
そしてそれを可能にした大工がいたということで
この地の文化度の高さが推し量られる。
■沿革
旧高取邸は、炭鉱王として成功した高取伊好(たかとりこれよし)(1850~1927)の旧宅で、唐津市北城内の海岸沿いに建っています。
多くの建築専門家や文化庁から建物の価値を評価され、平成10年12月に国の重要文化財の指定を受けました。
■市による修復・復元事業
建物の歴史的価値の保存を理解された高取家より建物の寄贈を受けた唐津市では、平成9年度に緊急の屋根葺替工事を行いました。その後、平成13年度から平成17年度にかけて、文化庁の指導のもと、修復・復元工事を行い、建物規模が最大となった昭和初期の状態に復元しました。
■みどころ
能舞台、植物の浮き彫りや型抜きの動物を施した欄間、絵が描かれた杉戸絵、修復された洋間のしっくい天井などの優れた意匠を見ることができ、近代和風建築のすばらしさを堪能できます。(唐津観光協会)

内部は写真撮影不可。
ボランティアのガイドの方の熱心な説明がとてもありがたかった。
玄関に続く外壁はなんとお城の石垣をそのまま使っている。
炭鉱主は明治の殿様だった。
庭からさらに唐津城を借景にしていたはずが
ちょうどその方向にマンションが建ってしまっているのは
いかにも興ざめ。
そのあとお勧めの渚館の唐津茶屋に。
建物4階の見晴らしのよさは最高。
名物の呼子の生イカ造り。

イカの生造り・イカのシュウマイ・イカのげそ揚げ
ほかに茶碗蒸しとじゃことしいたけの釜飯がついて2835円。
ローケーションとこの内容は次回は泊まってみたいと思えるほど。
お勧めです。
午後は夫は仕事なので会場の佐賀のホテルに直行。
私は夕方佐賀駅から佐賀城本丸跡あたりまで散歩。片道30分。
来週からは鍋島藩所蔵のお雛様が見られるそうだったのに残念。
県庁所在地かしらと思うほど高い建物の少ない静かで落ち着いた地方都市。
図書館・美術館・本丸の歴史資料館それぞれ立派で
城址公園を中心にこじんまりとまとまっている。
以前すんだ鳥取とどうしても比べるけれど
どちらも風情があってそのまま残したいとよそ者には思えるけれど
地方都市としてはそうはいかないだろうなきっと。

佐賀城本丸跡と鯱の門

なぜかカラスが多くて夕方は電線が切れないかと心配になる。
ナビに慣れていなくてしょっぱなから道を間違え右往左往。
単身赴任経験者も当てにはならない。
お天気もさえないし、寒いので意気も上がらない。
ようやく海が見えてきても
どんよりした空を映す暗い海で
感動もしなけりゃ、喜びもしないで居眠りしている相方に
夫はがっかりした様子。
景勝地虹ノ松原を越えて唐津城に。
地方のお城って言うのはそのまま歴史の変遷を物語り、
すべて破壊され、美しい城郭が幻と化してしまったのはなんとも痛ましくてつらい。
それなりに再建されたりはしているけれど、、。


歴史がトンと苦手なので具体的な名前や背景抜きで建物を建てた人々
破壊した人々、そしてまた再建した人々を思う。
桜の咲くころならお城自体も城郭からの眺めもきっと素敵だろうと
想像できるけど、今は寒くて殺風景。
お城のスタッフの方に近くの観光ポイントとして旧高取邸と食事どころを教えてもらう。
これがすばらしかった。
財をなした人ってこんなに贅を尽くせるものかという凝りよう。
それが高い知性と教養と見識によって
華美ではなく和洋を折衷している。
自宅に能舞台を作ってしまうなんて考えられない。
そしてそれを可能にした大工がいたということで
この地の文化度の高さが推し量られる。
■沿革
旧高取邸は、炭鉱王として成功した高取伊好(たかとりこれよし)(1850~1927)の旧宅で、唐津市北城内の海岸沿いに建っています。
多くの建築専門家や文化庁から建物の価値を評価され、平成10年12月に国の重要文化財の指定を受けました。
■市による修復・復元事業
建物の歴史的価値の保存を理解された高取家より建物の寄贈を受けた唐津市では、平成9年度に緊急の屋根葺替工事を行いました。その後、平成13年度から平成17年度にかけて、文化庁の指導のもと、修復・復元工事を行い、建物規模が最大となった昭和初期の状態に復元しました。
■みどころ
能舞台、植物の浮き彫りや型抜きの動物を施した欄間、絵が描かれた杉戸絵、修復された洋間のしっくい天井などの優れた意匠を見ることができ、近代和風建築のすばらしさを堪能できます。(唐津観光協会)


内部は写真撮影不可。
ボランティアのガイドの方の熱心な説明がとてもありがたかった。
玄関に続く外壁はなんとお城の石垣をそのまま使っている。
炭鉱主は明治の殿様だった。
庭からさらに唐津城を借景にしていたはずが
ちょうどその方向にマンションが建ってしまっているのは
いかにも興ざめ。
そのあとお勧めの渚館の唐津茶屋に。
建物4階の見晴らしのよさは最高。
名物の呼子の生イカ造り。



イカの生造り・イカのシュウマイ・イカのげそ揚げ
ほかに茶碗蒸しとじゃことしいたけの釜飯がついて2835円。
ローケーションとこの内容は次回は泊まってみたいと思えるほど。
お勧めです。
午後は夫は仕事なので会場の佐賀のホテルに直行。
私は夕方佐賀駅から佐賀城本丸跡あたりまで散歩。片道30分。
来週からは鍋島藩所蔵のお雛様が見られるそうだったのに残念。
県庁所在地かしらと思うほど高い建物の少ない静かで落ち着いた地方都市。
図書館・美術館・本丸の歴史資料館それぞれ立派で
城址公園を中心にこじんまりとまとまっている。
以前すんだ鳥取とどうしても比べるけれど
どちらも風情があってそのまま残したいとよそ者には思えるけれど
地方都市としてはそうはいかないだろうなきっと。


佐賀城本丸跡と鯱の門

なぜかカラスが多くて夕方は電線が切れないかと心配になる。
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