多摩大学リレー講座

たくさん咲いたプルーンの花。
一本きりのせいか、ミツバチが少ないせいか実には成らない。
多摩大学リレー講座が再開。
スタート日はいつも天気が悪い?
前回は台風。今日も冷たい土砂降り。
一回目は寺島学長。
いつもが寺島さんは日本や世界の現状に明るさを見出して解説してくださるが
今日はとことんくらい現実で落ち込んでしまった。
とりわけワーキングプアの話。
年間収入が200万円以下の就業者が34%を占めている。
まじめに働いても報われない社会が面白いはずがない。
好景気で気軽に転職できた時代にフリーターを選んだ若者が
そのまま転職のままならない、昇給もない層に定着しているとしたら
次の時代に明るさは見えない。
現象的な現金のばら撒きだけで
一時的な涸渇感を癒しただけの無策では
何の解決にもならない。
目前の選挙しか頭にない人たちが
政治の実権を握っていることのいらただしさ。
フラストレーションが極限にあることを気づかない鈍感さ。
世界経済全体が底上げしつつあるときに
日本の舵取りが烏合の衆に握られている不幸。
IT革命が結果として知識や技術を持つかけがえのない人を排除し
誰でも一定の水準でできる仕事に変えてしまった。
どうなるんだろうとわれわれ世代よりも
子供たち世代が気にかかる。
環境も生きがいも破壊しつくして
継続可能な、、、などとほざいていても始まらない。
まったく不安定な天候まで気分に追い討ちをかけてなんだか重たい。
- 関連記事