『日本三文オペラ』

ラナンキュラス
今年の天気は本当にめまぐるしい。
またもや冷たい雨。できれば高尾山に行きたかったがあきらめて読書。
『日本三文オペラ』開高健。
![]() | 日本三文オペラ (新潮文庫) (1971/06) 開高 健 商品詳細を見る |
夫が買ったのか書棚にあったもの。
最近の文庫本はフォントも大きく、字数も少ないのでとても読みやすいが
昔の文庫本は字も小さく、漢字も多く、ぎっちりという感じで紙面が埋まっているので
慣れるまで読みづらい。
だけど戦後デビューの作家たちはこんなに文体にも気を遣ったのかと思う。
巧いなあと感心する。
それでいて懐かしい大阪の味にどっぷり。
つらさも悲しみも笑いに変えてしまうそのしたたかさが良くも悪くも大阪。
読んでみて開高健の作品は初めて読んだのかもしれないと気づく。
近代文学を文学と思っていた頃の次代の作家群が抜け落ちているかも。
ゆっくり読んでみたい気がしてきた。
それにしても読むのに時間がかかっている。
昨夜ちょうど「ためして合点」で速読をやっていたのに
肝心なところを見逃してしまった。
せめて2倍の速さで読めればどんなにかいい。
- 関連記事
-
- さがしもの (2010/04/09)
- 高尾山のお花見&森林公園 (2010/04/08)
- 『日本三文オペラ』 (2010/04/07)
- 続お花見 (2010/04/06)
- 拭き掃除 (2010/04/05)