飯豊山に
9月13日
確か夜目が覚めた1時か2時ころは星も見えた。
だけど3時になると星は消えて雲が。
3時過ぎ準備を始めて4時出発に。
登山届を出している間になんとぽつぽつ来だした。
仕方なくしまってリュックの底にあるレインウエアーを取り出して着ると
出発は4時15分。
例によって夫は「雨でもほんまに行くんか?」と気勢をそぐ質問。
ここまで来てやめるはずないでしょう?
当たらないにしても天気予報は今日と明日は晴れマークだったんだから。
ヘッドライトに雨具をつけ、止むどころか本降りになってくる雨の中スタート。

5時18分:約1時間で下15里。まだ真っ暗です。

5時49分:中15里。随分明るくなってきました。
ほぼ500m間隔で表示があるのが励みになります。

6時19分:上15里。2時間たってもまだ雨はやむ気配なし。

7時48分:地蔵水場道。ちょっと開けた場所ですっかり明るくなったこともあって小休憩。朝食のパンを食べました。

8時1分:水場です。雨でさほど喉も乾かないし、水も消費してませんが冷たい水がおいしく、気持ちよかったです。
なんとようやく雨がやんできました。
4時間雨に降られ続けました。

8時19分:いよいよ地蔵岳から左折して三国岳方面に向かいます。
一般のコースタイムは3時間40分。我々はほぼ4時間なのでただの20分遅れだけという画期的なスピードです。

8時31分:うっすらと青空ものぞいてきました。
ガスって何も見えなかった周りの風景がだんだん鮮明に。
今までは視界のない代わりに歩きやすい山道でしたがだんだん岩が多くなってきました。

9時:岩稜帯で思っていたより厳しそうです。

9時27分::剣が峰。なるほど名前通りです

岩ゴロゴロの尾根道が続きます

10時10分:三国小屋。管理人さんがおられて飲み物も売っています。トイレあり。
また、休憩してパンなど食べました。座ると休憩が長くなり、我々の遅れるもとです。

ミヤマコゴメグサ:このルートのあちこちに咲いていた。

ウメバチソウ:これもわりとまだあちこちで咲いていた。

11時35分:七森。はしごのある岩場もありますが

12時12分:うそみたいに気持ちのいいフラットな道もあってうれしいです。

12時14分::種蒔山

12時27分:少しずつガスが晴れて回りの景色が見えてきました。

ナナカマドの実は赤くたわわですが紅葉にはまだ早いようです。

12時53分:切合屋にようやく到着です。水が豊富に無料で提供されています。
管理人さんがおられました。

飯豊山の固有種のイイデリンドウが見たかったんですがこれはエゾリンドウでしょうか?

13時37分:草履塚1908m。かつて行者が最後の登りの前にわらじを履き替えたそうです。
我々もあと一頑張り。
とはいえまだ本山小屋までコースタイムは2時間20分もありますので我々なら3時間はかかりそう。

13時46分:ようやく飯豊山が見えてきました。
と喜んだところで出会った方がまだもう一度厳しい岩場がありますよと
教えてくださいます。
なだらかな稜線が四方に広がる穏やかそうな山脈にほっとしたのもつかの間でした。
これまでも結構厳しい岩場が何度かあって
途中ストックも腰のポーチも閉まった方がいいですよと言われた岩場もありました。

14時:姥権現。
お仲間がと思うような親しみのある姥様がいらっしゃいました。

小国や喜多方に民話として語り継がれていますがお話は少し違うようです。
昔、小松村(現川西町)に飯豊山を深く信仰している女がいた。男の3倍も5倍も精進したら、女人禁制の山に登っても罰など当たらないだろうと思い、100日間の精進を済ませて飯豊山に登った。頂上まであと一息という所で急に疲れを覚えたので、道端の石に腰を下ろして一休みしたところ、女はそのまま石になってしまったという。
昔、長尾の修験者の息子が十五歳になったので、飯豊山参詣に向かい、そのまま帰らないので、母は子を気遣い、飯豊山は女人禁制ではあるがお許しがあるはずだと考え、三日三晩清水の冷水を浴び後を追いました。ところが 御秘所 おひしょ の絶壁の前で休んでいると下から次第に石に変り、ついには全身が石になってしまいました。
その息子が遭難したといわれる御秘所が先に見える岩場で最後の難関でした。

14時51分:御前坂
15時33分本山小屋手前に水場があり、

15時42分に本山小屋到着です。
ぎりぎり4時前の到着。
すでに12時間の長丁場でした。
小屋のすぐそばに飯豊山神社があり、
そこから飯豊本山は20分です。

が、しかし手前の上りを超えてそのさらに奥にあるわけで、、、

16時5分ようやく念願の飯豊本山登頂です。

よく頑張りました!!

いつも通りよれよれです"(-""-)"
最後に飯豊山神社にお参りします。
無事登頂のお礼と明日の無事下山をお祈りします。
小屋は明日には管理人さんが戻られますが
今日は無人です。
飯豊山を地元の山として何回も登られている新潟のご夫婦や
最新の山装備を備えた若者と一緒でした。
わたしは疲れて寒さも感じず寝ましたが
夫は寒かったそうです。
荷物最小限、シュラフだけでマットも持たずに来ていますので。
若者持参のエアーマットを絶対買いたいとぼやいていました。
確か夜目が覚めた1時か2時ころは星も見えた。
だけど3時になると星は消えて雲が。
3時過ぎ準備を始めて4時出発に。
登山届を出している間になんとぽつぽつ来だした。
仕方なくしまってリュックの底にあるレインウエアーを取り出して着ると
出発は4時15分。
例によって夫は「雨でもほんまに行くんか?」と気勢をそぐ質問。
ここまで来てやめるはずないでしょう?
当たらないにしても天気予報は今日と明日は晴れマークだったんだから。
ヘッドライトに雨具をつけ、止むどころか本降りになってくる雨の中スタート。

5時18分:約1時間で下15里。まだ真っ暗です。

5時49分:中15里。随分明るくなってきました。
ほぼ500m間隔で表示があるのが励みになります。

6時19分:上15里。2時間たってもまだ雨はやむ気配なし。

7時48分:地蔵水場道。ちょっと開けた場所ですっかり明るくなったこともあって小休憩。朝食のパンを食べました。

8時1分:水場です。雨でさほど喉も乾かないし、水も消費してませんが冷たい水がおいしく、気持ちよかったです。
なんとようやく雨がやんできました。
4時間雨に降られ続けました。

8時19分:いよいよ地蔵岳から左折して三国岳方面に向かいます。
一般のコースタイムは3時間40分。我々はほぼ4時間なのでただの20分遅れだけという画期的なスピードです。

8時31分:うっすらと青空ものぞいてきました。
ガスって何も見えなかった周りの風景がだんだん鮮明に。
今までは視界のない代わりに歩きやすい山道でしたがだんだん岩が多くなってきました。

9時:岩稜帯で思っていたより厳しそうです。

9時27分::剣が峰。なるほど名前通りです

岩ゴロゴロの尾根道が続きます

10時10分:三国小屋。管理人さんがおられて飲み物も売っています。トイレあり。
また、休憩してパンなど食べました。座ると休憩が長くなり、我々の遅れるもとです。

ミヤマコゴメグサ:このルートのあちこちに咲いていた。

ウメバチソウ:これもわりとまだあちこちで咲いていた。

11時35分:七森。はしごのある岩場もありますが

12時12分:うそみたいに気持ちのいいフラットな道もあってうれしいです。

12時14分::種蒔山

12時27分:少しずつガスが晴れて回りの景色が見えてきました。

ナナカマドの実は赤くたわわですが紅葉にはまだ早いようです。

12時53分:切合屋にようやく到着です。水が豊富に無料で提供されています。
管理人さんがおられました。

飯豊山の固有種のイイデリンドウが見たかったんですがこれはエゾリンドウでしょうか?

13時37分:草履塚1908m。かつて行者が最後の登りの前にわらじを履き替えたそうです。
我々もあと一頑張り。
とはいえまだ本山小屋までコースタイムは2時間20分もありますので我々なら3時間はかかりそう。

13時46分:ようやく飯豊山が見えてきました。
と喜んだところで出会った方がまだもう一度厳しい岩場がありますよと
教えてくださいます。
なだらかな稜線が四方に広がる穏やかそうな山脈にほっとしたのもつかの間でした。
これまでも結構厳しい岩場が何度かあって
途中ストックも腰のポーチも閉まった方がいいですよと言われた岩場もありました。

14時:姥権現。
お仲間がと思うような親しみのある姥様がいらっしゃいました。

小国や喜多方に民話として語り継がれていますがお話は少し違うようです。
昔、小松村(現川西町)に飯豊山を深く信仰している女がいた。男の3倍も5倍も精進したら、女人禁制の山に登っても罰など当たらないだろうと思い、100日間の精進を済ませて飯豊山に登った。頂上まであと一息という所で急に疲れを覚えたので、道端の石に腰を下ろして一休みしたところ、女はそのまま石になってしまったという。
昔、長尾の修験者の息子が十五歳になったので、飯豊山参詣に向かい、そのまま帰らないので、母は子を気遣い、飯豊山は女人禁制ではあるがお許しがあるはずだと考え、三日三晩清水の冷水を浴び後を追いました。ところが 御秘所 おひしょ の絶壁の前で休んでいると下から次第に石に変り、ついには全身が石になってしまいました。
その息子が遭難したといわれる御秘所が先に見える岩場で最後の難関でした。

14時51分:御前坂
15時33分本山小屋手前に水場があり、

15時42分に本山小屋到着です。
ぎりぎり4時前の到着。
すでに12時間の長丁場でした。
小屋のすぐそばに飯豊山神社があり、
そこから飯豊本山は20分です。

が、しかし手前の上りを超えてそのさらに奥にあるわけで、、、

16時5分ようやく念願の飯豊本山登頂です。

よく頑張りました!!

いつも通りよれよれです"(-""-)"
最後に飯豊山神社にお参りします。
無事登頂のお礼と明日の無事下山をお祈りします。
小屋は明日には管理人さんが戻られますが
今日は無人です。
飯豊山を地元の山として何回も登られている新潟のご夫婦や
最新の山装備を備えた若者と一緒でした。
わたしは疲れて寒さも感じず寝ましたが
夫は寒かったそうです。
荷物最小限、シュラフだけでマットも持たずに来ていますので。
若者持参のエアーマットを絶対買いたいとぼやいていました。
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