我が心石にあらず
回顧読書週間なのか習慣なのか今度は高橋和巳の『我が心石にあらず』これは確かに読んだ記憶はあるけれどいつ読んだかは覚えていない。捨てもせず読みもせず書棚に眠っていたもの。高橋和巳ってこの本しか読んでいないので語ることなどできはしないがなんだか60年代70年代の文学者の中でひときわ愛されていた気がする。左翼って言葉がインテリと結びついていた頃の象徴のようだった。その頃の時代の熱さはすっかりあせてしまったけ...